ここ数年は絶対の評価を得てきたファン・ダイク photo/Getty Images
現世界最高の番人は誰だ
サッカー界では時折議論されるが、現世界最高のセンターバックは誰だろうか。
数年前はリヴァプールDFフィルジル・ファン・ダイクが高い人気を誇っていたが、今季はチーム成績が振るわないこともあってファン・ダイクの評価も怪しくなっている。
スペイン『MARCA』も「現世界最高は誰か」と候補者をリストアップしているが、現No.1を決めるのは難しいか。
スペインではバルセロナDFロナルド・アラウホが評価を伸ばしている。特に1対1の強さには定評があり、センターバックに加えて右のサイドバックにも入れる。
ライバルのレアル・マドリードでは、指揮官カルロ・アンチェロッティよりDFエデル・ミリトンが世界最高の一人と絶賛されていた。ミリトンも対人戦に強く、世界最高の候補者か。
将来性では昨年のワールドカップ・カタール大会で日本代表も抑え込まれたライプツィヒ所属のクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオル、バイエルンの最終ラインを統率するマタイス・デ・リフト、ダヨ・ウパメカノもポテンシャルは十分。
特にデ・リフトは同じオランダ代表DFファン・ダイクの後継者の一人で、23歳のデ・リフトにかかる期待は大きい。
イタリアからは、ナポリに所属する韓国代表DFキム・ミンジェも印象的だ。セリエA1年目ながら圧巻のパフォーマンスを見せており、守備能力から足下の技術まで弱点が少ない。スピード対応にも強く、今季急激に評価を上げた選手だ。
数年前は文句なしでファン・ダイクといった印象だったが、今ではそれも変わっている。答えはサッカーファンの間でも分かれるだろう。